儒教は中国の代表的思想で

Written by admin
2月 1st, 2010

春秋時代末期の孔子に始まり、戦国時代には諸子百家の一つであったが、漢の武帝の紀元前136年に国教となり、それ以後清朝の崩壊に至るまで歴代朝廷の支持を得、政治権力と一体となって中国の社会・文化の全般を支配してきた。

また漢字文化圏とよばれる日本、朝鮮半島、東南アジア諸地域にも伝わり、大きな影響を与えている。

生活信条、宗教的信仰を基礎とした、中国の代表的な民族宗教である。

それは漢時代以前の巫祝信仰や神仙方術的信仰および民衆の意識などが基盤となって、漢代に黄老信仰が加わり、おおむね後漢末から六朝時代にかけて形成され、現在でも台湾や香港などの中国人社会で信仰されている。

初期の道教的信仰は、不老不死の神仙を希求したり、巫術や道術による治病や攘災に重点を置いたが、儒教や仏教と競合し、影響しあい、内的修養や民衆的道徳意識の堅持を中心とする信仰をも重視するように発展した。

道教とは、その思想、教理、技術、社会、教団、信仰対象および信仰儀礼などすべての要素を含む文化複合体である。

それは、中国の歴史、風土、地域的条件のなかで、政治や社会、文化などと関連しながら展開された生活文化を基礎とするものである。いわば中国民族固有の宗教文化であるといえる。

同じような発展形式をもつものに儒教がある。

しかし両者の差は、儒教が中国の社会、国家の秩序、および学問技術を統治者の立場から究明しようとするのに対し、道教は宗教的要素を中心にして、社会の秩序および学問技術を民衆の立場から究めようとするところにある。

したがってそれには、儒教の退けた迷信や魑魅魍魎、変怪鬼物など、巫祝的鬼神信仰も含まれる。

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